緊急事態宣言が全国へ 危機感とコロナ疎開

遂にコロナウイルスによる緊急事態宣言が全国に拡充されました。

私が住む秋田県も感染者は大都市に比べればかなり少ないです。

感染者のほとんどは仙台から帰ってきて発症し濃厚接触者の人が感染してしまうパターンです。

緊急事態宣言が全国へ拡充にあたり秋田県知事が会見で

「そもそも秋田の場合、郡部については普通の時も人が歩いてませんので、あまりピンとこないと思います」

買い物にあたり店舗側は飛沫感染を防ぐためにレジに間仕切りシートや釣銭を直接手と手で渡さないように感染防止用の釣銭トレーを設置しているのですが一方客はシートの外からお金を手渡ししてきたり・・・。中には緊急事態宣が出ている事さえ知らない・・・。

危機感が薄いです。

田舎は何でも都会より遅れて流行が来るのを知ってほしい。

 

最近ではコロナ疎開という言葉が目につきます。

感染が多発している大都市圏からの感染が少ない地方への避難は田舎にとってリスクになると考えます。

私が住む地域でも高齢化が進み中規模病院はあるのですが数は少ない。

秋田市から離れれば離れるほどダーツの旅のように第一村人発見の様な感じになります。

そういう地域は高齢者が人口の多くを占めるうえ買い物も困難で医療体制も脆弱です。最寄りの診療所、中規模病院に行くためには自家用車が必須で高齢者の運転での移動はリスクも伴います。地方は人口に占める高齢者の割合が高くそして重症化する確率が高い。

もしそういう状況になれば病床が少ない地方医療は破綻に至ります。

コロナ感染でない治るはずの疾病、ケガも診療できないという事に繋がります。

そして秋田県はほぼ全社が中小企業、小規模事業者です。風が吹けば飛んで行ってしまうような企業ばかりです。

それ故感染における経済活動の停止は一気に倒産に追い込みます。

通常時でさえ秋田県の経済は冷え込んでおり人口減による消費の低下、人手不足、担い手不足による倒産が相次いでいます。

コロナ疎開により感染が蔓延してしまえば秋田県の医療、経済ともに破綻してしまうリスクが大です。

確かに安全な地域に逃れたい気持ち、感染が爆発している首都圏からの身内を救いたい気持ちは分かりますが・・・。

それが生まれた地への帰省だとしても。

私の思いは我慢して欲しい。

今回の出された緊急事態宣言の全国への拡大は私は賛成です。

法的拘束力はないが自分勝手な感染が少ない地域への移動は控えてほしい。